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安易に会社員をやめてフリーランスになるべきではない

去年、会社員をやめてフリーランスとして活動することになった。

2年ほど副業でWebライターをしていたのだが、そっちの方で専業で稼ぎたくなったのだ。

会社員として嫌な上司や同僚と顔を合わせることもなく、黙々と自分のやりたいように自由に働ける環境...

そういったものに憧れて去年の梅雨時期に退職した。

フリーランスになって半年以上が経った今思うことは、自分の考えが甘かったということだ。

たしかにフリーランスになったことで「会社に行く」「嫌な上司や同僚と会わなくて済む」というストレスはなくなった

しかし、思うように売上もなく仕事もないまま物凄い勢いで銀行の預金残高が減っていくという新たなストレスが生まれた

フリーランスでストレスフリーに...というふうにはならないようだ。

フリーランスにおける金銭面のストレス

  • 社会保険料
  • 国民年金
  • 所得税
  • 住民税

だいたい上記のような伏兵に精神が蝕まれるだろう。

いままで自動で給与の天引きをされていたような、あまり意識してこなかったような支出はボディブローのように効いてくる。

貯金通帳の残高を確認するたびに胃がキリキリしてくるのはもうどうしようもない。

急に案件が打ち切りになり、稼ぎのプロジェクトが一つなくなっただけでもかなりプレッシャーに押しつぶされそうになる。

一寸先は闇、そんな毎日に夜も眠れない日がたまにある。

とにかく今まで以上にお金に神経質になっていくのは避けられないと思う。

フリーランスを続けていくために必要な要素

それでもやっぱりフリーランスになってみたい、ならざるを得ない境遇になってしまったという人もいるだろう。

ひと足先に会社をやめた後、早くも沈没しかけている僕のひとりごとを適当に聞き流してほしい。

特に会社員をやめる前の半年前の僕に教えてあげたいこと。

フリーランスとしてやっていくにはどうも下記の3つが必要のようだ。

  • 売れる商品やサービス
  • 買ってくれるお客さん
  • 半年以上は無職でも生活できるくらいの貯金

この3つをしっかり準備したうえで会社をやめるのが理想だろう。

上記の必要な要素が1つもないのに会社をやめてフリーランスになるのは危険だ。

サンドバックのように怒涛の支出ラッシュにボッコボコにされてしまうだろう。

僕の場合は「半年以上は無職でも生活できるくらいの貯金」が1つだけ該当するタイミングで会社をやめた。

自分には贅沢品を買いたい欲求や趣味でほしい物も特になかったのが貯金していくのに功を奏した。

しかし、なんとか今はライター業の十数万円ほどのわずかな月収と貯金額で生き延びているが、ずっとこのままジリ貧を続けるわけにはいかない。

計算すると残り半年も生きていけないのはたしかだ。

大至急、残りの2つの要素も充実させていかなければならない。

さいごに

色々とフリーランスになることについてネガティブなことを書いてきたが、僕はフリーランスになったことに後悔はしていない

収入面でたしかに厳しくはなったものの、もう辛い人間関係の中で働かなくていいんだという晴々した気持ちの方がはるかに大きかった。

月曜日や長い連休明けの憂鬱な気分も全然ない。

終業時間をいまか今かと待ち続けながら退屈に仕事するようなこともない。

Webライターとしてのスキルをどんどん磨いて収入をアップしていきたいとポジティブな気持ちで挑戦できているし、自分の力でお金を稼いでいるという感覚が何よりも嬉しい。

このままフリーランスとして生きていきたいからどうやれば生きていけるのか、必死に考えながら足掻いていこう思う。

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